早池峰山の山バッジ

岩手県の早池峰山（はやちねさん）は、標高1,917メートルの山で、地質学的に特異な存在です。​この山は、約5億年前の古生代に形成された「北上山地」の一部で、特に蛇紋岩という特殊な岩石が広がっています。​この蛇紋岩地帯は、土壌が金属を多く含み、植物の生育が難しいため、他の地域では見られない固有の植物が生息しています。​

早池峰山は、1982年に「早池峰国定公園」として指定され、貴重な自然環境が保護されています。​この地域では、「ハヤチネウスユキソウ」や「ナンブイヌナズナ」など、固有種や希少種の高山植物が確認されています。​これらの植物は、特定の時期にのみ開花し、観察するには適切な時期に訪れる必要があります。​

また、早池峰山は、古くから信仰の対象とされ、山岳信仰の歴史も持っています。​地元の人々にとっては、自然だけでなく、文化的にも重要な存在です。​このように、早池峰山は、地質学的な特異性と生物多様性、そして文化的な背景を持つ、学ぶ価値のある山です。​

バッヂは登山口への道すがらの早池峰ロッヂ峰南荘で購入しました。夕飯の準備時の忙しい時間にも関わらず快く対応してくださったご主人には本当に感謝です。その峰南荘さんですが、いつの間にかおしゃれカフェを併設されているようです。2024年現在バッジデザインも新しくなっていました。

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