箱根駒ヶ岳の山バッジ

箱根駒ヶ岳は神奈川県足柄下郡箱根町に位置する標高1,356メートルの山です。箱根カルデラの真ん中にある中央火口丘の一峯で、箱根で2番目に標高が高い山として知られています。頂上は草地で見晴らしがよく、芦ノ湖に面する箱根園から箱根駒ヶ岳ロープウェーで頂上部まで登ることができます。

地質学的には箱根火山の中央火口丘を構成し、火山活動により形成された山体です。山頂付近はなだらかな草原状の地形を呈し、長期間の浸食作用により現在の形状となりました。富士箱根伊豆国立公園の一部として自然環境が保護されています。

歴史的には古くから山岳信仰の対象とされ、頂上には、箱根神社の奥宮に当たる「箱根元宮（はこねもとつみや）」（1964年建立）があります。神山を直近に拝する祭場として、今も神々の祭りが斎行されている重要な宗教的場所です。毎年10月24日には御神火祭が行われ、古くからの信仰が継承されています。

現在は1963年に営業を開始した箱根駒ヶ岳ロープウェーにより気軽にアクセスでき、山頂からは芦ノ湖、富士山、相模湾、駿河湾の大パノラマが楽しめます。観光地として多くの人々に親しまれ、四季折々の風景を提供しています。

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