霧藻ヶ峰は埼玉県秩父市にある標高1,523.1メートルの山です。奥秩父山域の一峰で、元々は黒岩山、燕岩という名前でしたが、秩父宮雍仁親王が1933年(昭和8年)の夏に登山された際、「霧藻ヶ峰」の名を付けました。名前の由来はサルオガセ(霧藻)があることから付けられたとされています。
地質学的には奥秩父山塊の一部を構成し、古生代から中生代にかけて形成された秩父帯の地層で構成されています。山体は主に砂岩と頁岩の互層からなり、長期間の浸食作用により現在の地形が形成されました。山頂付近は比較的平坦で、周辺には豊かな森林が広がっています。
歴史的には古くから修験道の霊場として知られ、三峯神社への参詣路の一部として利用されていました。三峯神社方面に少し下った所には秩父宮夫妻のレリーフがあります。現在も雲取山への縦走路の重要な中継点として位置づけられています。
現在は三峯神社や太陽寺からのルートが整備されており、雲取山への縦走コースの通過点として多くの登山者が訪れます。山頂付近には休憩舎があり、トレッキングや日帰り登山に適した山として親しまれています。
山バッジ情報

- 販売場所:霧藻ヶ峰休憩所
- 購入時期:2025年

- 販売場所:三峰お犬茶屋 山麓亭
- 購入時期:2025年
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