小雲取山の山バッジ

小雲取山は東京都西多摩郡奥多摩町と山梨県丹波山村の境界に位置する標高1,937メートルの山です。奥秩父山塊の一峰で、雲取山（2,017メートル）の南東約2キロメートルに位置し、雲取山への登山ルート上の重要な通過点となっています。

地質学的には中生代ジュラ紀から白亜紀にかけて形成された秩父帯の地層から構成され、主に砂岩と頁岩の互層で形成されています。山体は長期間の浸食により現在の姿となり、山頂部は比較的なだらかな地形を呈しています。

歴史的には江戸時代から甲州街道の裏街道として利用され、木材の搬出路としても重要な役割を果たしていました。明治時代には測量事業の一環として三角点が設置され、近代登山の対象となりました。1950年に秩父多摩甲斐国立公園に指定されました。

現在は雲取山への主要ルートである鴨沢ルートの中継点として多くの登山者が通過し、山頂からは富士山、南アルプス、奥秩父の山々の展望が楽しめます。通年登山可能ですが、冬季は積雪のため注意が必要です。

山バッジ情報

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